2月21日―23日に東京・原宿で開催された日本初の音楽ハッカソン「Music Hack Day Tokyo」では音楽好きのデベロッパー・デザイナーが集結し、クリエイティブで新しい音楽の楽しみ方を可能にするサービスを開発・発表しました。
■イベントレポートはこちら「Music Hack Day Tokyo」
今回はイベントで発表された音楽ハック29組の中から特に実用性が高いと感じたハック「WeTunes」を紹介します。
WeTunesを創ったのはデベロッパーの本間和弘さん、斉藤孝一さん、そしてデザイナーの河瀬航大さんのお三方
WeTunesでは、それぞれのiPhoneから2人で同時に同じ音楽を聞く事ができます。イヤホンの差込口を2つに分けるガジェットを使用する事でこれまで可能だった「いっしょに音楽」が、このアプリを使用すればコードが絡まる心配もなくBluetoothでワイヤレス繋がることができます。
Music Hack Day Tokyoで開発・発表され既にiOS用アプリとして公開されています
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「リア充限定」という触れ込みの通り、恋人とのカフェタイムや電車移動時などに重宝しそうなアプリです。その他にも考えてみれば恋人同士に限らず、外出時にミュージシャン同士で音楽のチェックをする時や、ダンサーが公園でダンス練習する時など複人数で音楽とかかわる様々なシーンで役立ちそうです。現在のサービスは2人で聞く事を目的に開発されていますが、もっとシェアできる人数を増やせばサイレントディスコとかフラッシュモブでの使用など、まさに新しい音楽の楽しみ方を可能にしてくれる音楽ハックでした。
2人で聞きながら走れば疲れも吹っ飛ぶ!?
WeTunesでは端末内の音楽をiTunesと同じ操作方法で再生し、ワンタップで近くにあるiPhoneとBluetooth認証して音楽を同時再生できます。つながった相手のiPhoneの曲を自分のiPhoneで流すことも出来るので、一緒にいる相手と1曲ずつ交代にメッセージソングを選曲しあう、などのリア充的活用も可能です。
インターフェイスはiTunesっぽい感じ
一緒にいても各々のスマートフォンで別々の事をすることの多い現代人には、今一緒にいる人と繋がるのにさえもアプリが必要なのかもしれません、そしてそんなギャップを埋めるアプリがこれからも数多く登場するような気がします。
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