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iOS8ファミリー共有、一人購入で家族全員が利用可能、過去のコンテンツも同様の扱い

iOS8ファミリー共有、一人購入で家族全員が利用可能、過去のコンテンツも同様の扱い
Midori Okuyama

Midori Okuyama

  • 更新しました:

iOS8のアップデートで新たに加わった機能がいくつかあります。その1つ、ファミリー共有は、「家族6人まで」「最大10台まで」Appleの各ストアで購入したコンテンツの共有ができる機能です。「離れている家族にこの本を読んでほしい」「この映画がおすすめ」、そんな時に1度のコンテンツ購入で家族もコンテンツが利用できる便利なサービスです。
ファミリー共有にはコンテンツ共有以外にもさまざまな機能がありますが、今回はコンテンツ共有について紹介します。

キーはApple ID

ファミリー共有で鍵となるのが、Apple IDです。Apple IDとは、iTunes StoreやiCloudの使用、Apple Online Storeなど、Appleのすべてのサービスで利用するために必要なユーザー名です。ファミリー共有は、このID(ユーザー名)を共有をせずにコンテンツを共有できるシステムです。
ファミリー共有では、管理者(オーガナイザー)となるApple IDが家族のメンバーのApple IDを指定することでオーガナイザーの購入したコンテンツ、アプリをメンバーに共有できるようになります。

使い方と仕組み

たとえば、私がダウンロードした音楽を夫にも聴いてほしいと思った場合、私が夫のApple IDを「家族のメンバー」として登録の申請をします。夫がその登録案内を受け入れて登録すると、夫の持つAppleデバイス(iOS8対応の製品のみ)でも私の購入したコンテンツがダウンロードできるという仕組みです。
一度ダウンロードしたアプリやコンテンツをデバイス上から消しても「購入済み」履歴に残ってクラウドのマークが表示される仕組みはアップルユーザーになじみあるものだと思いますが、それをイメージするとわかりやすいでしょう。

ファミリー共有を経由したコンテンツは、家族のメンバーにとって初めて利用するコンテンツでも、クラウドマークをタップするだけでダウンロードできるようになっています。

過去のコンテンツもシェア!

AppleのiBook store, iTunes store,App store購入できる音楽、映画、本、アプリケーションのコンテンツが共有できます。家族の範囲も両親や兄弟、自分の子どもなどであれば6人まで登録できます。「公的証明書で親子の証明をする必要はない」(Appleサポート)とのことなので、登録もストレスなくできるでしょう。
便利な機能としてiOS8が出る以前に購入していたコンテンツに関しても、iOS8のファミリー共有の機能を通してシェアすることができます。また、ストリーミングのシステムは利用していないため、コンテンツを共有する際、とくに利用制限もなくオーガナイザー同様に家族のメンバーのデバイスにインストールして利用できます。


ここに注意

ただし、オーガナイザーのメンバーとして登録されると、家族のメンバーが購入するコンテンツはオーガナイザーのクレジットカードもしくはiTunesカードからの支払いとなります。そのため、家族のメンバーがコンテンツを購入する際にオーガナイザーのデバイスに通知が届き、購入を「承認」もしくは「拒否」することができます。有料/無料問わず、通知があり、購入の可否はオーガナイザーによって判断されます。
「未成年の子どもが有料コンテンツをいつの間にかたくさん購入していた」といったトラブルを避けることができ、どんなコンテンツを利用しているかもオーガナイザーが把握できるので子どものネット環境を守る上でも役立つでしょう。
家族のメンバーに知られることなく購入したいものがある時は、アイテムを個別に選んで非表示にさせることができます。

ファミリー共有は、コンテンツが共有できるという画期的な機能です。家族との絆を深めたり、共通の話題でコミュニケーションをとるにも役立つ上、1度の購入でシェアできて経済面でも大いに助けとなりそうです。そのほかにもまだまだ便利な機能があります。次回はペアレントコントロールとしての機能を中心に紹介する予定です。

●エディター Midori Okuyama


9月9日(日本時間10日)のApple Eventで発表されたiPhone6やApple Watchは賛否両論ありましたが、個人的にはこのiOS8のアップデートに期待大です。今回紹介したファミリー共有などその良い例ですが、「良いコンテンツは親しい人に共有したくなる」という心理をうまく具現化しています。アップデートがされたあかつきには私もこの機能をどんどん利用していきたいと思います。

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